「年賀状じまいって、相手にどう伝えればいい?角の立たない言い方ってないかな…」
そんな疑問を解消します。
1)【年賀状】を送らないで欲しい場合の文例2つとコツ・注意点
2)相手がビジネス関係の場合のメールで使える文例
3)年賀状をやめてもいい相手は?
4)送り続けるべき相手
5)送らないで欲しいことを伝えた後の注意点
時代の流れ、あるいは年末に余裕がない、といった背景から年賀状を送るのをやめたいと思っている方も多いかと思います。
その際、どういう文面が適切なのでしょうか。
【結論】大切なのは、〈全員に対して年賀状のやりとりをしない〉〈今後も連絡自体は取り続けたい〉の2点を明確にすることです。
以下で詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
1)【年賀状】を送らないで欲しい場合の文例2つとコツ・注意点
まずは友人・知人へ向けた文例と、その際のコツや注意点について解説していきます。
友人・知人に向けた文例
あけましておめでとう!今年もよろしくね。
年始の挨拶もデジタルにしようかと思っていて、
今年で年賀状は終わりにするつもりです。
これからはLINEで挨拶させてもらうね。
あけましておめでとうございます。
コロナ禍をきっかけにライフスタイルを見直した時、年賀状も終わりにしようかなという思いになりました。
つきまして、これをもって最後にしたいと思っています。
けれど○○さんとはこれからもお付き合いしていきたいので、
今後はLINEでやりとりできれば嬉しいです。
※LINEのID→○○
今後ともよろしくお願いします!
コツ
わかりやすい書き方になるよう、以下の流れを意識しましょう。
理由については、気心の知れた仲ならざっくばらんに伝えても良いかと思いますが、「時代の流れ」「生活様式の見直し」などをベースにすると納得されやすいかもしれませんね。
注意点
書き方によっては、絶縁宣言と受け取られてしまうので注意が必要です。
そうならないよう、以下の3点を意識して文章を書いてみてください。
・全員に対して年賀状を出さないということ
・今後も付き合いを続けていきたいという思い
③の部分で「今後はLINEでやりとりしよう」と補足したり、他の連絡手段がない人へはLINEやSNSのIDを書いたりすると勘違いされにくいかと思います。
2)相手がビジネス関係の場合のメールで使える文例
相手がビジネス関係の場合も同様に、理由をきちんと述べるようにしましょう。
友人同士の時よりも角が立ちやすいので、勘違いされないよう十分に気をつけましょう。
【ここから文例】
件名:年賀状廃止についてのご連絡(株式会社○○ 名前)
本文
株式会社□□
△△課 ◎◎様
ご無沙汰しております。
株式会社〇〇営業部の(名前)です。
標記の件につきまして、近年の社会情勢を考慮し、誠に勝手ではございますが本年より年賀状の送付を失礼することといたしました。
今後は○○(メール、SNS等)で新年のご挨拶や近況報告ができればと思っております。
こちらの都合により大変恐縮ではございますが、何卒ご承知おき頂き、今後は××(アドレス、アカウント等)までご連絡いただけますと幸いです。
【ここまで文例】
3)年賀状をやめてもいい相手は?
次のような相手には年賀状をストップしても良いでしょう。
・年賀状のみのやりとり、かつ互いに惰性で続けている相手
普段からLINEやSNSでやりとりをしているなら、そのままデジタルでの挨拶へスムーズに移行できるでしょう。
新年向けのスタンプも豊富なので、毎年自分のお気に入りや相手の好きなキャラクターのを送り合うという新たな楽しみ方ができます。
なるほど。
逆に普段まったく連絡をとらない相手もストップの対象になり得ます。
もちろん、年賀状だけでも繋がっているのが嬉しい、という相手ならその限りではありません。
しかし特に近況報告をするでもなく「とりあえず」という気持ちで贈っているのであれば、その関係を見直してみても良いのではないでしょうか。
4)送り続けるべき相手
一方、送り続けるべきなのは次のような相手が挙げられます。
・仕事で関わりのある取引先
・学校や職場でお世話になった相手
おじいちゃん、おばあちゃんの場合、携帯電話は持っていても使い方があまりわからないという人もいるかと思います。
その場合はLINEやメールよりも年賀状の方が確実でしょう。
また、学校等の恩師とは普段やりとりがなくても、毎年1回でも近況を報告できるのはお互いにとって嬉しいものです。
5)送らないで欲しいことを伝えた後の注意点
注意点は以下の2点です。
・他の人にこっそり送らない(ダブルスタンダードはNG)
ふむふむ。
年賀状を送らないでと言っても、既存の住所録のまま年賀状を作る人や純粋に年賀状を送るのが好きで出してしまう人もいます。
しかし、だからといってそれに返信してしまうと、結局いつまでも年賀状を出し続けることになるでしょう。
心苦しいかとは思いますが、こちらからは一度アナウンスをしているので、返さなくても問題ないでしょう。
また、全員に出さないことにしたと言ったのに、実は別の人に送っていたとなると関係に亀裂が入りかねないので注意が必要です。
親族、あるいは友人でも事情がある場合は出しても良いのですが、その場合は出さない相手にはバレないようにするか、できるなら事前に伝えてしまった方が良いかもしれませんね。
まとめ
ずっと続けてきた年賀状でのやりとりを終了したい、というのは勇気がいるかもしれませんが、フェードアウトするよりはずっとスッキリします。
今回紹介した文章を叩き台にしつつ、年末に向けて最後の年賀状を準備してみてはいかがでしょうか。
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