「ムカデが現れるのは何かのお告げだと聞いたけど、どんな意味があるの?」
その疑問を解消します。
見た目や色味が苦手!という人は多いのではないでしょうか。
しかし、ムカデがあなたの前に現れるのは何かのお告げかもしれません。
今回はムカデのお告げやムカデの対処法について解説いたします。
1.【ムカデ】はなにかのお告げ?現れる意味
協力
ムカデは普通の昆虫と違い、節がたくさんありますよね。
うねうねと動く見た目が苦手、という人も多いかもしれません。
しかし、その節の多い様子から『協力』を意味すると言われています。
多くの節が一斉に動くことで、ムカデのうねうねとした動きができているのですね。
そのため、目の前に現れたときはあなたに「周りと協力することで困難を成し遂げることができる」というメッセージを伝えていると考えられています。
前進
先ほどもムカデの体の構造についての解説でしたが、ムカデはその体の構造から前にしか進むことができません。
かつての戦国武将はその勇ましい姿を好んで、兜にムカデの飾りをつけたと言われています。
スピリチュアルな考えの中でも、ムカデは「前進」を表していると考えられています。
ムカデが目の前に出てきた時は、「目標を達成することができる」ことをあなたに示しているのかもしれません。
毘沙門天の使者
毘沙門天とは七福神の1人に数えられている神様です。
戦いの神様と言われているこの神様の使いがムカデだと言われています。
(なぜ戦いの神様と呼ばれ始めたのかは定かではありません)
武士たちの甲冑と同様に、毘沙門天を祀っている神社のお札には毘沙門天と共にムカデが描かれていたりします。
また、毘沙門天を祀る神社の総本山とされる信貴山朝護孫子寺では神額や絵馬にムカデがあしらわれています。
そのため、昔からムカデは縁起がいいと考えられてきたようです。
商売繁盛
ムカデは多くの節に多くの足を持っていますよね。
しかも黒と朱色のコントラスト。
とっても足が目立ちます。
その多くの足が動いている様は、たくさんの人を招く、と言われています。
特に自営業をしている人にとっては、「多くのお客様を招き、商売繁盛になる」というお告げかもしれません。
さらに、宝くじが当たるなど金運上昇のお告げとも言われています。
2.ムカデが現れた後にするといいこと
どれほど縁起がいいとはいっても、噛むこともあるムカデは家の中にはできるだけいてもらいたくない存在ですよね。
小さな子どもやペットがいるなら絶対に対処しなければいけません。
かといって、そのままぽいっとゴミ箱に捨てるのはNG。
きちんとムカデが成仏できるよう手を合わせて祈りましょう。
土に埋めてあげるとより良いでしょう。
ムカデに遭遇した時の対処法については下記で解説いたします。
3.ムカデに遭遇した時にオススメする対処法
殺虫剤を使う
ムカデ用の殺虫剤が市販されていますので、常備しておけば安心です。
叩く
新聞紙などで叩いて対処することもできます。
しかしムカデの体液は匂いがきつく、なかなか取れません。
その匂いにつられて、他のムカデが寄ってくる…と言われていたこともあります。
実際はフェロモン等は出ておらず、体液によって寄ってくるということはないのですがそれほどの匂いのため屋内で叩くのはおすすめしません。
寒さに弱い
冷却スプレーを使うことも効果的です。
殺虫剤の用意がなく、冷却スプレーがある場合は試してみてくださいね。
あまり遠くからスプレーしてしまうと効果が出ませんので、噛まれないように注意しながらできるだけ近づいてスプレーしましょう。
熱に弱い
お湯をかけたり、お湯につけることで駆除することができます。
シンクでお湯をかけるのがいいかもしれません。
その場合、水道からのお湯だと温度が低いため、ポットなどの90度以上のお湯をかけましょう。
一瞬で駆除できます。(50度以上だと数十秒かかります)
外に逃す
長いものでつまむなどして外に逃がしましょう。
その時、近くに離すと飛びかかってくることもあるので、できるだけ遠くに逃がしましょう。
再度侵入してこないよう、ムカデが侵入してきそうな隙間をできるだけ塞ぐことも大切です。
4.外に逃がす時の注意点
長い物でつまむ
火ばさみなど長いものでつまみ、絶対に素手で触らないようにしましょう。
体長が長いものでは割り箸程度では暴れて手元に届いてしまうこともあります。
火ばさみなど適切なものがない場合でもできるだけ長い菜箸などでつまみましょう。
その際激しく動くこともありますので絶対に逃さないよう、強く力を入れて挟んでくださいね。
噛まれてしまった場合
ムカデに噛まれるととても痛く、毒により腫れたり痺れたりすることがあります。
痛みは数時間程度で消えることが多いですが、翌日以降も腫れや痺れが残ってしまうことも。
ムカデの毒は熱に弱いため、噛まれたらすぐに熱いお湯に噛まれたところを浸しましょう。
42度以上で無効化するので、43度程度が適温です。
あまり熱すぎると火傷の原因になってしまったりして、逆に症状が悪化する恐れもあるので気をつけてくださいね。
また、症状が強く長引く場合には皮膚科などの医療機関を受診しましょう。
さらに、ごく稀にムカデに噛まれたことによりアナフィラキシーを起こしてしまうこともあります。
血圧が低下して意識が朦朧としてきたり、呼吸困難になるなどの急性症状が現れたらすぐに病院へ行きましょう。
5.まとめ
・古くから神様の使いとして考えられていたムカデが現れるのは【協力】、【前進】などのメッセージが込められている。
・殺虫剤が手元にない場合は、暑さや寒さに弱いため、そこをうまく利用して対処することもできる。
・外に逃す場合は噛まれたりしないよう気をつける。もし噛まれてしまったら患部をお湯にしばらく浸けると良い。
以上、ムカデのお告げやムカデの対処法についての解説でした。
良いことが起こる前兆と聞くと、少しムカデに対する嫌悪感や恐怖心も減るかもしれませんね。
と言っても、毒をもつ虫であることには変わりないのでくれぐれも噛まれないよう注意してくださいね。
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