「マンション住まいだと洗濯機って他の部屋に響かないかな」
そんな疑問にお答えします。
1)【マンション】で洗濯機音は聞こえない?
2)上階からの音がうるさくて困っている時の対策2つ
3)使っている洗濯機の音を最小限に抑えるためにできること3つ
マンションは一軒家と違って、生活音が響かないかどうか気になりますよね。
特に他の部屋から聞こえてくる場合、もしかしたらうちも……? と不安になります。
洗濯機はそもそも音が大きめですが、実際のところどうなのでしょう。
結論から申し上げますと、マンションの造りによって変わってきます。
ですが、音を最小限にする方法もあるので、まずはそれを試してみましょう。
ぜひ最後までご覧ください。
1)【マンション】で洗濯機音は聞こえない?
①遮音性能による
洗濯機の音、及び生活音が響くかどうかは、部屋の遮音性能に依ります。
遮音性能を大きく左右するのは、マンションの材質です。
以降で代表的な構造3種類について解説していくので、ご自身のお住まいはどうか確認してみましょう。
②鉄筋コンクリート造
鉄筋コンクリート造とは鉄の骨組みにコンクリートを合わせたもので、壁の厚さは約150~200㎜です。
隣の部屋からの音が聞こえにくいとされている厚さは、約150mm~180mm。
つまり、鉄筋コンクリート造はその基準を満たしていることになるでしょう。
ちなみにデシベル(db)で言うと、洗濯機70dbが壁を通すことで40db以下に軽減されます。
この値は図書館レベルなので、ほぼ聞こえないといって良いかもしれませんね。
③鉄骨造
鉄骨造には2種類あり、仕組みと厚さは以下の通りです。
・重量鉄骨造:仕組みは上記と同様だが、ボードが2重である場合が多い(125~150㎜)
鉄骨という響き的に遮音性が高そうですが、軽量鉄骨造に関しては後述する木造よりも壁が薄く、従って木造よりも音が響いてしまいます。
④木造
木材の柱に石膏ボードを貼りつけており、厚さは約130~150㎜です。
予想通りかもしれませんが、遮音性としてはもう一歩といったところ。
木造の中でも厚めの部類であれば聞こえにくいかもしれないものの、ある程度覚悟した方が良いでしょう。
2)上階からの音がうるさくて困っている時の対策2つ
上階からの生活音がうるさくて気になってしまう方のために、ここでは2つの対策を紹介します。
①管理人/管理会社に相談
上階の人に直接言いに行くと、トラブルの元になってしまいます。
そのため、管理人や管理会社に連絡をしましょう。
住民同士のトラブルを解決するのは彼らの仕事の一つです。
当該住民に注意を促したり、注意書きを掲示板や各部屋のポストに投函したりといった措置を講じてもらえることでしょう。
②防音グッズを使う
注意を促してもらったからといって、ぴたりと止むということは言い切れません。
そもそも部屋の遮音性が低ければ、注意をしていても音は届いてしまいます。
そこで、音を拾わないようなグッズを導入するのも一つの手です。
耳に身に着けるものであれば、耳栓やノイズキャンセリング機能付きのイヤホン/ヘッドホンなど。
部屋に取り付けるものであれば吸音材や遮音材等があります。
普段から音楽を聴く人は抵抗なく利用できるでしょうし、耳栓もポリウレタン製であれば耳への負担も最小限に済みますよ。
3)使っている洗濯機の音を最小限に抑えるためにできること3つ
ここからは、洗濯機をまわして音を出してしまう側になった時に、最小限に抑えるための方法を3つ紹介していきます。
①置き方を確認する
お使いの洗濯機が足の高さを調整できるタイプのものの場合、まずはしっかり安定しているかを確認してみましょう。
高さが合っていなかったり緩んでいたりすると、本体が傾いてしまう
→音が不必要に大きくなってしまう原因となります。
②防音グッズを周囲に設置する
防音グッズを設置するのもおすすめです。
床に防音マットをひいたり、壁にはシート状のものを貼ることもできます。
また、シートに関してはレンガ調や木目調などオシャレなデザインの商品もあるため、部屋全体に貼って模様替えの一環として利用するのもアリかもしれませんね。
③1回にまわす洗濯物の量を減らす
一度にたくさん、しかもシーツ類と下着類を一緒くたにして洗濯していませんか?
大きい衣類と小さい衣類を混ぜて詰め込んでしまうと、うまく回転されずに振動の原因となってしまうそう。
洗濯物のサイズをなるべく合わせたり、1回分を少なくしたりしてみると軽音化が図れるかもしれません。
まとめ
・他の部屋の騒音が気になったら管理担当者に連絡を
・洗濯機は置き方や入れる物/量で音を抑えられる
鉄筋コンクリート造ではない住宅にお住まいでも、工夫次第で音を抑えることができます。
うちは木造だから……と諦めていた方も、一度チャレンジする価値はありますよ。
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