「ドレンホースって地面につけない方がいいの? それってどうして?」
そんな疑問にお答えします。
1)【エアコンドレンホース】を地面につけない方がいい理由とメリット
①理由
②地面に付けないメリット
2)地面につけずに取り付ける方法
3)地面につけると起こりがちなトラブル
4)エアコンドレンホースの掃除頻度の目安
エアコン本体から室外機に伸びるホースを「ドレンホース」と言いますが、みなさんはどのように設置しているでしょうか。
地面に接した状態であれば要注意。
離して設置することをおすすめします。
しかし、それは一体なぜでしょう。
結論から申し上げますと、詰まりや虫侵入の恐れがあるからです。
この記事では、具体的な理由やお手入れ方法等について詳しく解説していきます。
それでは見ていきましょう。
1)【エアコンドレンホース】を地面につけない方がいい理由とメリット
エアコンのドレンホースは何故地面につけてはいけないのでしょうか。
ここではその理由等について解説していきます。
①理由
ドレンホースが地面に接していると、以下のようなトラブルが発生しやすくなります。
・虫が侵入してしまう
ドレンホースは細くて詰まりやすく、水の排出が滞った状態が続くと水が逆流してしまう恐れもあります。
事実、エアコンの水漏れの約8割が【ドレンホースの詰まり】によるものだそうです。
また、地面に接することで虫の侵入リスクも高まります。
ドレンホースの内径は約20mmなのですが、このサイズ感だと子どものゴキブリなら入ってしまうそうです。
②地面に付けないメリット
地面に付けないことで、先ほど申し上げたトラブルが起きにくくなります。
つまり、水や泥の詰まりや虫の混入を防ぐことができるのです。
虫の侵入防止にはドレンホースキャップの使用もおすすめですが、それだけに頼らず、地面から離して設置するようにしましょう。
2)地面につけずに取り付ける方法
ここからは、地面につけずにホースを取り付ける方法を解説していきます。
ホースをカットしよう
地面から離して取り付ける方法としては、ちょうど良い長さに切るのがおすすめです。
蛇腹部分のへこんでいる部分なら、カッターで簡単に切ることができます。
詰まりや虫の侵入を防ぐため、地面から約5㎝のところでカットしましょう。
ちなみに、切断したあともドレンホースキャップは取り付けられるのでご安心ください。
ドレンホースキャップについて
地面から離すだけでも虫の侵入防止にはなりますが、キャップを付けることでさらに効果が高まるでしょう。
簡単に取り付けられますし、水の排出も問題なく行なうことができます。
百均でも手に入りますが、穴が若干大きめなので小さな虫や子どものゴキブリだとすり抜けてしまう恐れも。
それが気になる場合は、プロ仕様のものを購入するか、あるいはキャップの先端にストッキングや排水溝用ネットを被せるという方法もあります。
ただストッキングの場合、メッシュが細かすぎると埃が溜まって詰まりの原因にもなるのでご注意ください。
3)地面につけると起こりがちなトラブル
地面につけてはいけない理由として、
「虫が侵入する」
の2点を挙げました。
これらによって、具体的にどのようなトラブルが発生するのでしょうか。
水漏れ
ホースの詰まりによってエアコン内部に発生した水を排出できなくなると、水漏れが発生してしまいます。
また、排水には塵や雑菌等が混ざっています。
水漏れ自体も困りものですが、それが室内に流れ込んでしまうのも不衛生ですから、なるべく避けたい事態です。
エアコン内部で産卵
侵入する虫は飛ぶものから地面を這うものまで様々です。
カメムシ、テントウムシ、ムカデ……そしてもちろんゴキブリも。
さらにそのままホースの中を進んでいき、エアコン内部に到達、そしてそこで産卵し、孵化してしまう……ということだってあります。
エアコンから虫が降ってきた、なんて起こってほしくないですよね。
4)エアコンドレンホースの掃除頻度の目安
掃除の目安は年に2回程度が望ましいとされています。
ここでは掃除機を使った方法をご紹介します。
・割り箸
・布切れ
・輪ゴム
・掃除機
①大きなゴミを割り箸で取り除く
②ホースの排出口に布をあててゴムでとめる
③掃除機を排出口にあて、スイッチを入れる
④吸水音がしたら、すぐに掃除機を外す
様々なリスクを減らすためにも、ぜひ挑戦してみてくださいね!
まとめ
・約5㎝離して取りつけよう
・掃除は年2回が目安
室内機と違って外にある分、忘れ去られがちなドレンホース。
しかしエアコン全体にかかわるトラブルの原因にもなるため、適切な設置や定期的なお手入れをきちんと行なっていきましょう。
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