「時間が経った墨汁の落とし方で、簡単にできる方法を教えてほしい。子どもが学校で墨汁を付けて帰ってきたんだけど、落ちるかな?」
その悩みを解消します。
1)時間が経った墨汁の落とし方!簡単にできる方法
2)墨汁を落とす時に気をつけたいことや注意点
3)服に墨汁が付いてもラクに落とせる対策3つ
この後すぐ詳しく解説します。
墨汁はその真っ黒な色合いに加え、落ちにくいというダブルの辛さがありますよね。
時間が経ってからだと、なおさら果たして落ちるのかどうか心配になってしまいます。
この記事では、少ない材料でできる落とし方を2つご紹介。
さらに落とす際のコツや墨汁が付く前にできる対策についても解説していきます。
今、汚れがついて困っている方だけでなく、これから習字を控えている方もぜひ最後までご覧ください。
1)時間が経った墨汁の落とし方!簡単にできる方法
それでは早速、墨汁の落し方を2点紹介していきます。
材料も少しで済むので、準備もしやすいですよ!
①オキシクリーン
オキシクリーンは漂白剤としても人気が高いですよね。
一方で効果が高い分、衣服自体の色落ちが心配になるかもしれません。
しかしこちらは「酸素系漂白剤」に分類され、色落ちのリスクがある「塩素系漂白剤」とは異なるのでご安心ください。
ちなみにオキシクリーンの分量は水4Lに対して以下の通りです。
・キャップ:1杯
・付属スプーン:1杯
・付属大スプーン:ライン2
・オキシクリーン
・衣服を入れる容器(付着箇所が浸かるサイズ)
①40度以上にしたお湯とオキシクリーンを容器に入れる
②衣服を入れて約2時間~半日漬け置きする
③洗濯機で洗う
②マジックリン&石鹸
続いては、マジックリンと石鹸を使った方法です。
マジックリンは掃除場所ごとに種類がありますが、今回はベーシックな台所用でOKです。
石鹸は汚れ落ちに定評のある「ウタマロ石鹼」をオススメします。
・マジックリン
・石鹸
・歯ブラシ(使い終わったものでOK)
①付着箇所に石鹸を直接こすりつけ、濡らした歯ブラシでこする
②一度洗い流した後、マジックリンを吹き付けて歯ブラシでこする
③汚れが落ちるまで①~②を繰り返す
④洗濯で洗う
2)墨汁を落とす時に気をつけたいことや注意点
重要なのは「墨汁を広げない」です。
やみくもに落とそうとすると墨が滲んでしまい、範囲が広がってしまうことも。
落とすつもりが、さらに落としにくくなってしまうでしょう。
広げないコツは〈外側から内側に向かって落とす〉〈滲みそうになったら水で洗い流す〉の2点です。
墨汁はその原料であるカーボンブラックが非常に小さな粒子であるため、衣服に付くと繊維の奥まで入り込んでしまいます。
その根深い汚れを取るというイメージで、横ではなく縦方向へのアプローチを意識すると滲みにくくなるのではないかと思います。
3)服に墨汁が付いてもラクに落とせる対策3つ
墨汁が付いてからの対策も大事ですが、その前の準備で汚れ落としがラクにできたら良いですよね。
ここからはそんな願いが叶う3つの方法を紹介していきます。
①洗濯で落ちる墨汁を使う
ご存じの方も多いかと思いますが、洗濯で落ちると銘打った商品がいくつかあります。
完全に落ちる! とは確証できませんが、それ以外の墨汁よりは落としやすくなるでしょう。
ただし洗濯で落ちる分、墨汁自体の色味が多少異なります。
私も小学生の頃に使っていたことがありますが、少し薄かったように記憶しています。
ちょっと違うな、くらいであまり気にしていませんでしたが、気になる場合は清書用は一般的な墨汁を使った方が良いかもしれませんね。
②ポリエステル製の服を着る
汚れが落ちやすい素材の服を着ていくというのも手です。
なかでもポリエステル素材がオススメ。
吸水性が低いため、繊維の奥に汚れが入り込みにくくなります。
墨汁が落ちにくいのは粒子が奥まで入ってしまうことが原因なので、そこを防ぐことができるのは大きいでしょう。
③染み抜き剤を携帯する
墨汁に限らず、汚れはすぐに対処するのが吉。
染み抜き剤を携帯しておき、汚れた直後に応急処置を施すことで落ちやすさが大きく変わります。
墨専用の染み抜き剤も販売されており、さらに小型サイズで持ち運びもしやすので、1つ持っておくと良いかと思います。
まとめ
今回は、墨汁の落とし方について解説していきました。
事前の対策や汚れ落としの方法を知っておくことで、頑固な墨汁にも対処することができます。
備えあれば患いなしといいますから、今後も墨汁を使う機会があるのなら、この記事を参考にしつつ準備しておいてはいかがでしょうか。
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