「髪染めた日に汗かいたら洗髪しても大丈夫?」
1)【髪染めた日】に汗かいた場合の髪への影響は?
2)髪染めた日に洗髪するとどうなる?
3)ヘアカラーした日に洗髪する場合!ダメージが少ないやり方
美容室で髪を染めてもらった時、「今日はなるべく洗髪しないで」といった類のことを言われた経験はないでしょうか。
実際、施術の際に洗ってもらうことがほとんどでしょうから、それでOKとも言えるでしょう。
しかし、その後に外出の予定があったり汗をかいてしまったりすると、改めて洗髪したくなりますよね。
ただでさえ、カラーリングは少しずつ色落ちしていくもの。
なるべく長持ちさせたいけど、髪も清潔にしたい……とジレンマを抱く方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、やはり当日に洗髪するのはおすすめできません。
しかし、ダメージを抑制する方法はあります。
この記事では具体的な理由と、ダメージが少ない洗髪方法を解説していきます。
それでは見ていきましょう。
1)【髪染めた日】に汗かいた場合の髪への影響は?
特に夏の時期は、運動等をしなくても勝手に汗をかいてしまいますよね。
せっかくのカラーが落ちないか心配になるかもしれませんが、汗による退色の影響はほとんどありません。
その理由は主に以下の2つです。
・汗は弱酸性~中性だから
使用される薬剤はアルカリ性であることが多く、カラーリング後は髪がアルカリ性に傾いています。
つまり強い酸性やアルカリ性に触れると変色の恐れがありますが、一方で汗は弱酸性~中性。
そのため、汗くらいでは問題ありません。
ただし、大量だったり放置して蒸発してしまったりすると、ミネラル分などの影響でアルカリ性に傾いてしまいます。
地肌を清潔に保つためにも、汗はこまめに拭き取るようにしましょう。
2)髪染めた日に洗髪するとどうなる?
当日洗髪した時の影響
シャンプーを使って洗髪をすると、ダメージや退色の原因となります。
先述の通り、カラーリング後は髪がアルカリ性に傾いており、強い酸性やアルカリ性の影響を受けやすい状態です。
さらにアルカリ性になる関係で髪が膨張し、デリケートな状態になっています。
シャンプーは基本的に酸性なので、当日に使用すると「綺麗に染まったはずなのに黄色っぽくなってしまった」などの変色が起こる可能性も……。
色の定着は48時間程度かかるとも言われるくらいなので、当日はなおさら洗髪しない方が良いでしょう。
色が落ちやすいその他の要因
洗髪以外でも色が落ちやすい外的要因がいくつかあります。
日常的に使うもので挙げると、ヘアアイロンとスタイリング剤です。
色素に依りますが、150℃ほどの熱ですぐに落ちてしまうものもあります。
長持ちさせたいなら、低めの温度に設定し、同じ場所に何度も当てないように気をつけましょう。
また、固めるタイプのスタイリング剤はアルコール性の成分が含まれており、揮発する際に色素の化学結合をも外してしまう恐れがあります。
アルコールフリーの商品も販売されているので、染めることが多い方は意識的に選んでみてはいかがでしょうか。
3)ヘアカラーした日に洗髪する場合!ダメージが少ないやり方
仕事でどうしても汗をかいてしまったり夏の暑い時期だったりすると、汗をかいたままだとベタベタして気持ちが悪いですよね。
そんな時のために、今回はダメージを抑えてできる洗髪の方法を2種類紹介していきます。
①弱酸性のシャンプーを使う
髪が最も安定するのはpH4.5〜5.5の弱酸性である「等電点」と言われる状態です。
通常のシャンプーだと酸性が強い傾向にありますが、なかには弱酸性の商品もあります。
等電点と同じになるだけでなく、さらにアルカリ性になった髪質を弱酸性に戻す効果もあり、一石二鳥です。
②お湯&トリートメントのみで洗う
弱酸性のシャンプーだとしても、使わない方が良いのもまた事実。
そのため、可能であればお湯とトリートメントという組み合わせでトライしてみましょう。
お湯だけで汚れの80%は落ちるのでご安心ください。
それならいっそのこと、お湯だけの方が影響は少ないのでは? と思うかもしれません。
しかしトリートメントは元々髪のコンディションを整える役割があり、基本的に弱酸性。
そのため、お湯のみで洗い流すよりも髪のダメージが少なくなると言えます。
お湯&トリートメントでの洗髪方法
具体的な洗髪方法を解説していきます。洗髪前後に関しては普段のケアでも役立つと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
②38℃~40℃のシャワーで3分ほど全体をしっかり濡らす
③指の腹で頭皮をマッサージするように洗う(※爪を立てない!)
④3分ほどかけてしっかりすすぐ(※水圧を頭皮に当てるように意識する)
⑤毛先を中心にヘアトリートメントを塗る
⑥ダメージが気になる場合はアウトバストリートメントも塗る
⑦洗髪後は放置せずに早めに乾かす
ちなみにお湯の温度は、38℃以下だと汚れが落ちにくくなり、逆に40℃以上だと髪や頭皮が乾燥する原因となります。
この方法だと汚れを落とすのはお湯のみとなるので、ぬるくなりすぎないように注意しましょう。
まとめ
・当日は洗わないのがベター
・洗髪したければ、お湯&トリートメントがおすすめ
今回は、髪を染めた日の洗髪について解説していきました。
カラーリングから48時間は染料が定着しきっていない状態です。
そのため、翌日もケアを十分行なうとより安心でしょう。
また、洗髪の前のブラッシングや、指の腹で洗う方法は普段から取り入れるのがおすすめです。
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