「部屋で1ミリくらいの黒い虫が飛んでいるんだけど、これって何?」
そんな疑問にお答えします。
1)【1ミリくらいの黒い虫】で飛ぶやつの正体
2)駆除する方法5つ
3)発生を事前に防ぐには?
夏になると虫の活動も活発になり、いつの間にか部屋で小さな虫が飛んでいる……なんてこともあるかと思います。
しかし具体的にそれが何の虫なのかわからず、とりあえず殺虫剤を使ったりしていませんか?
それが何かを特定した方が、より有効な駆除や対策ができるはずです。
結論から申し上げますと、その虫はクロバネキノコバエである可能性があります。
今回はこの虫にターゲットを絞り、駆除方法や部屋に入れさせない対策を解説していきます。
それでは見ていきましょう。
1)【1ミリくらいの黒い虫】で飛ぶやつの正体
その正体はクロバネキノコバエです。
キノコバエの一種で、朽ちた木材や土に周辺でよく見られます。
日本全土に分布しており、特に雨が降った翌日に多く発生。
また、気温30℃、湿度が70%程度で大量発生する傾向があるため、梅雨の時期以降は大量発生しやすくなります。
産卵場所には水分を適度に含んだ腐葉土等を好みます。
家庭菜園をしている方や観葉植物を育てている方は特に注意が必要です。
今の時期は窓を開けることも多いので、侵入リスクが高まります。
網戸があるから大丈夫と思うのはNG。
その穴を通れるサイズ感なので簡単に侵入されてしまいます。
以降の項目で駆除方法や侵入を防ぐ方法を紹介するので、参考にしてみてください。
2)駆除する方法5つ
ここからは駆除方法を5つ紹介していきます。
①木酢液を噴霧する
木酢液とは、木炭を作る過程で発生した煙を冷やした液体です。
燻したような香りが特徴的で、農業で広く使われています。
様々な効果があり、防虫効果もその1つ。
退治とまではいかないかもしれませんが、吹きかけることで行動範囲を狭めて外へ追いやることはできるかもしれません。
②お酢トラップを作る
食用酢を使ってトラップを作れば、効率的にクロバネキノコバエを集めて駆除することができます。
作り方は以下のとおりです。
①ペットボトルを4分の1サイズにカットする
②水と酢を1センチずつ入れる
③食器用洗剤を数滴入れる
③殺虫剤や農薬を使う
市販の殺虫剤や農薬も効くので、手間をかけたくない時や数が多い時に使ってみましょう。
園芸をされている方は専用の殺虫剤や農薬を用いるのが良いですが、そうでない方はアース製薬のコバエアース1プッシュ式スプレーがおすすめです。
ショウジョウバエやノミバエよりも効く殺虫剤が無いようですが、このスプレーは効果があるそうです。
この商品は今挙げたハエも駆除できるので万能タイプと言えるでしょう。
④市販の粘着トラップを設置する
市販品だと粘着トラップも高い効果が望めます。
土に挿しておくタイプや地面に置いておくタイプなど形式も複数種類あるので、ご家庭に合うものを選んでみてください。
〈商品一例〉
土に挿すタイプ:BotaNice 土からわいたコバエ退治 粘着剤タイプ 4個入
地面に置くタイプ:アリスタライフサイエンス 高性能粘着トラップ ホリバー黄色
⑤粘着クリーナー(コロコロ)を使う
普段掃除で使っているコロコロでサッとくっつけることもできます。
飛んでいる時は無理ですが、地面や壁に止まった頃合いを見計らってトライしてみてください。
3)発生を事前に防ぐには?
発生を事前に防ぐには、室内に侵入させないことが大事になってきます。
網戸に殺虫剤を噴霧するほか、今の時期だと扇風機を使う方も多いと思うのでそれを窓に向けて風を起こしてあげましょう。
また、換気扇の使用を控えるのもおすすめ。
なぜなら換気扇によって室内の気圧が外よりも低くなり、その結果自然と外から中へという流れができてコバエも一緒に吸引されてしまうのです。
しかし換気扇を全くつけないというわけにはいきませんから、せめてクロバネキノコバエが発生しやすい夜明けから午前10時頃の間はつけないようにしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
・殺虫剤は効くものとそうでないものがあるので要注意
・朝型に換気扇はなるべくつけないようにしよう
今回は1ミリくらいの黒い虫の正体について解説していきました。
クロバネキノコバエの他にも小さな虫はいるかと思いますが、駆除方法は共通するものも多いかと思います。
特にショウジョウバエなどよりも駆除しにくいようなので、クロバネキノコバエが駆除できれば他のコバエにも有効なのではないでしょうか。
虫に悩まされない夏を送れるよう願っています!
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