「育てていたトマトが急にしおれてしまった」
「水を与えているのにしおれたまま復活しない」
このように悩んでいませんか。
1.【トマト】が急にしおれる原因4つ!対策とセットで解説
2.萎れにくいトマトを育てるコツ
トマトが急にしおれるのは、日差しや根腐れによるものなどいくつかの原因があります。
早期に発見できれば復活の可能性はあります。
今回はトマトが急にしおれる主な原因を4つ取り上げてみました。
対策とセットで解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.【トマト】が急にしおれる原因4つ!対策とセットで解説
トマトがしおれる原因にはさまざまなものがありますが、主に以下の4つの原因が挙げられます。
②水分量
③根腐れ
④病気
順に解説します。
①日差し
トマトは日光を好む植物なので、日当たりのよい環境で育てます。
しかし、植え付け直後と夏には注意が必要です。
植えた直後のトマトはまだ土になじんでおらず弱った状態です。直射日光を当てると傷んでしおれてしまいます。植えた直後は直射日光を避けた半日陰に置き、徐々に慣らしていきましょう。
夏の日差しが強すぎるとしおれてしまうことがあります。
対策は半日陰に移動するか、遮光ネットなどを使用することです。
日差し対策を行えば復活の可能性はあります。
②水分量
トマトは乾燥に強い植物ですが、水分量が少なすぎるとしおれてしまい、元気がなくなりま
す。
また、水分量が多すぎると、根は呼吸ができなくなり傷んでしまいます。
土が湿っているのにしおれているときは、水分量が多くなっている可能性が高いです。
しおれているからといって水を与えすぎると逆効果になります。土の状態を確認して、かわいていたらたっぷり水を与えましょう。
水分量を正しく調節すれば、復活の可能性はあります。
③根腐れ
土に水が溜まってしまうと過湿になり、根腐れします。根腐れすると、根が水分や養分を吸
収できなくなり葉がしおれてしまいます。
葉の変色や腐った匂いを感じたら注意が必要です。
土の水はけが悪いと根腐れしやすいので、水が溜まってしまう場合は、水はけの良い土
に変えましょう。
根腐れが原因の場合は、早期に対処すれば復活の可能性はあります。
きれいな根が残っている場合は、黒くなっている部分を切り落とし、新たな土に植え替
えをします。
④病気
トマトの葉の色が『茶色や黄色』に変色しているときは、病気になっている可能性が高いです。
葉がしおれる病気には、青枯病や萎ちょう病があります。
青枯病は、日中に葉がしおれ、夜になると復活します。
数日繰り返し、徐々に枯れてしまう病気です。
主に根から侵入し、水分の吸収ができなくなることで、葉がしおれます。
水はけが悪いと発生することが多いです。
萎ちょう病は、下部から上部へと徐々に葉がしおれ、黄色に変色していく病気です。根から侵入し、感染します。
病気が原因の場合は、復活の可能性が低いです。
他の株にも病気が移ってしまう可能性が高いので、早めに撤去することをおすすめします。
2.萎れにくいトマトを育てるコツ
しおれにくいトマトを育てるには、適した栽培環境を整える必要があります。主に以下のコツが挙げられます。
②朝に水やりをする
③毎日トマトを観察する
①通気性を確保する
野菜用の培養土を使用することで、水はけを良くし、過湿にならないようにします。
葉が混み入っていて、風通しが悪いようなら適度に摘み取りましょう。
通気性を確保できれば、病気の原因となるカビや細菌の繁殖を抑えられます。
②朝に水やりをする
基本的には水やりは朝に行います。
気温が高いときに水を与えると、土の中で蒸れて根が傷んでしまうためです。
夏などの乾きやすいときは、気温が下がった夕方にもチェックし、かわいていたら水やりをします。
③毎日トマトを観察する
毎日トマトをよく観察することで小さな変化にも気づきやすくなります。
土と葉の状態をチェックすることが大切です。
土がカラカラとかわいていたら水をたっぷり与えます。表面はかわいていても、中は湿っていることがあるので、軽く指で掘って中まで確かめてみましょう。
葉の状態を見ると、肥料の過不足がわかります。葉が上を向き、薄い緑色になっているときは肥料が不足している可能性があります。
葉が丸まり、濃い緑色になっているときは肥料が過剰な可能性が高いです。
こまめに観察しておくことで、異変に早く気付くことができれば、しおれてしまう前に対処できます。
3.まとめ
一生懸命育てたトマトが急にしおれてしまうと、焦りますよね。
原因は主に次の4つでした。
しかし早期に原因を発見し、適切な対策を行えば復活の可能性はあります。
おいしいトマトを育てるためにも、適した栽培環境を作っていきましょう。
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