「青いバラの花言葉って何?」
「怖いって噂を聞いたんだけど本当?」
そんな疑問を解消します。
1)【青いバラ】の花言葉は怖いの?
2)青いバラの花言葉の歴史!過去と現在で変わった理由も
3)青いバラはこんな人に贈るのがオススメ
バラと言えば真っ先に浮かぶのは「赤」ですよね。
その一方、「青」も作るのが難しい花として認識している人も多いのではないでしょうか
(特に某どうぶつのゲームをしたことがある場合は……)。
そんな青いバラですが、花言葉が怖いという噂があるようです。
それは本当でしょうか?
結論から申し上げますと、怖いというよりは過去と現在で意味が正反対であるという奇妙さがあると言えます。
その理由も含め、以下で詳しく解説していきましょう。
1)【青いバラ】の花言葉は怖いの?
青いバラの花言葉には以下のようなものが挙げられます。
・喝采
・神秘的
・夢かなう
・神の祝福
非常に前向きな言葉ばかりで、怖さなんて一つもないように思えます。
では、「青いバラ=怖い」というのは全くのウソなのでしょうか。
しかしそうとも言い切れない理由があります。
というのも、昔は「不可能」という意味が一般的だったのです。
なぜ、「夢かなう」と全く逆の意味合いを持っていたのか、以下で詳しく見ていきましょう。
2)青いバラの花言葉の歴史!過去と現在で変わった理由も
ご存じの方も多いかもしれませんが、青いバラは自然界に存在していません。
つまり、人間が科学技術を駆使して生み出したものなのです。
バラには青い色素がないため、かつては赤いバラの色素を抜いていくことで青に近い色を作ることで精一杯でした。
人工交配でも長らく成功せず、実現不可能な色というところから「不可能」という花言葉が生まれたんですね。
しかし、1980年代の科学技術の急激な進歩により世界的に青いバラ研究が進み、1990年代にサントリーがオーストリアの企業と共に着手し始めます。
そして2002年に青いバラの作製に成功、2004年に広報発表され、2009年には一般販売されるようになりました。
この奇跡をもって、かつてとは正反対の花言葉が主流となったのです。
ちなみに世界初の青いバラの名前は「SUNTORY blue rose Applause (サントリー ブルー ローズ アプローズ)」。
「アプローズ」は「拍手喝采」「称賛」という意味なので、品種の名前がそのまま花言葉の一つになったとも言えますね。
3)青いバラはこんな人に贈るのがオススメ
ここからは、そんな奇跡のバラを贈るのにぴったりなシチュエーションを紹介していきます。
①結婚祝い
「サムシングブルー」という言葉をご存知でしょうか。
これは、花嫁が身に着けることで新郎新婦の幸福が永遠に続くという言い伝えがある「サムシングフォー」の一つに数えられているものです。
青は聖母マリアを象徴する色とされ、花嫁の清らかさや誠実な愛情といった意味合いがあります。
それにちなんで青いバラをプレゼントするのはいかがでしょう。
「喝采」「神の祝福」も結婚にぴったりかと思います。
②出産祝い
命が生まれる「奇跡」、そして赤ちゃんが生まれたことは「神の祝福」とも言えますし、贈り手から赤ちゃんやパパママに対する「喝采」という意味も込めることができます。
また青色にはリラックス効果も期待できるので、慣れない育児等の清涼剤としても活躍してくれるかもしれませんね。
③プロポーズ
プロポーズと言えば赤いバラの花束、もっとロマンティックなものだとそのなかに指輪が……なんてのが少なくとも物語の中では定番ですよね。
実際に体験したことはないですが、相手の並々ならぬ思いを感じられて嬉しいだろうなあとは思います(笑)。
しかし、これを敢えて青いバラで行なうというのもアリなのではないでしょうか。
赤いバラの「愛」「情熱」「美」というのも熱っぽくて良いですが、澄んだ印象のブルーは重たくなりすぎない軽やかさがあります。
また、「あなたと出会えた奇跡」といった意味も乗せることができ、赤とは違ったロマンティックさを演出できるでしょう。
④餞別として
送別会などに贈る花束にもオススメです。
送別には就職、転職など様々なシチュエーションがありますが、そのどれに対しても「夢が叶う」という花言葉はぴったりでしょう。
その人のイメージに合う色味の花を選んだり、暖色系で明るい雰囲気にすることももちろん素敵なことですが、こうして花言葉をベースにしてみるのも一興かと思います。
まとめ
今回は青いバラについて解説していきました。
正反対の意味を持つというトリッキーな花ですが、この花が存在するようになった経緯を知ると納得していただけるのではないかと思います。
もしも花を贈る機会があれば、青いバラを候補の一つにするのもいいですね!
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